シングル コア アーキテクチャ


シングル コア アーキテクチャとは、コア サービスを提供する単一 Communicate サイトを指します。これは、N+1 構成でデプロイされた Edge アプライアンスのローカル冗長性とスケーラビリティを提供します。これはまた、統合により支社からテレフォニー回線を除去することで会社がコストを削減する助けにもなります。

シングル コア アーキテクチャを使用するカスタマーは多くの場合以下を持ちます。

  • 自宅勤務のユーザーをサポートする単一の物理的な会社のオフィス
  • リモート支社をサポートする単一の中央オフィス
  • 会社の地域の IT をすべてホストする中央データ センター
  • グローバル会社の地域部門

テクニカル アーキテクチャ要件とベスト プラクティス

アーキテクチャ図

sc architecturediagram

Edge アプライアンスから御社の LAN

The Edge appliance comes standard with either three or seven usable network interfaces based on the model. The Edge uses these interfaces to connect to your local area network (LAN). We recommend deploying the Edge using the built-in WAN interface and Port 2. Reserve the DIAG port for use with Genesys Support when directed.

ネットワーク セグメントが 1 つしかない場合には単一のネットワーク インターフェイスを使用して Edge をデプロイできますが、トラフィックを分離することは Edge ネットワーク インターフェイスの収束の防止に役立ちます。収束は、Edge がすべてのトラフィックを単一のネットワーク インターフェイスで処理する場合に発生します。 単一インターフェイスによるデプロイメントでは、Edge が正しく機能するためには Edge 上の WAN インターフェイスをネットワークに接続する必要があります。 

2 つのインターフェイスを使って Edge をデプロイするには、WAN インターフェイスをパブリック インターネットへのアウトバウンド アクセスを持つネットワーク セグメントに接続します。 これを使って PureCloud プラットフォームに接続します。ポート 2 のインターフェイスを、御社の LAN へのアクセスを持つ異なるネットワーク セグメントに接続します。

メモ: WAN インターフェイスにパブリック IP は必要ありません。アウトバウンド パブリック インターネット トラフィックがセキュリティ デバイスのルータブル パブリック IP に到達するために NAT または PAT を使用している限り、プライベート IP を使用できます。

下の図にサポートされている 2 つのベスト プラクティス デプロイメントを示します。

sc デュアル インターフェイス rec

sc シングル インターフェイス supp

Edge アプライアンス間

シングル コア アーキテクチャでは、同一の物理 Communicate サイト レベルで Edge をデプロイします。同一の LAN ネットワーク セグメントにすべての Edge をデプロイすることを推奨します。

デバイス間で最小の待機時間で最大の出力を確保するために、このデプロイメントを推奨します。Edge アプライアンスは自動クラスタリングとロード バランシングのため、頻繁に互いに通信し合います。標準的な運用時に音声トラフィックも行き来します。

Edge アプライアンスを同一サイト内の異なる LAN ネットワーク セグメントにデプロイした場合:

  • アプライアンス間の最大ネットワーク待機時間は 10 ミリ秒です。
  • トラフィックには 1 ミリ秒未満のパケット ジッタがあります。
  • デバイス間のすべてのネットワークポートは開いています。
  • デバイス間で利用可能な帯域幅により、同時コールの最大数をサポートします。

sc 同一 LAN rec

sc 異なる LAN supp

 

Edge アプライアンスから PSTN プロバイダー (SIP)

PureCloud カスタマーは SIP 音声プロバイダーを次の 3 つのメイン チャンネルを通して PureCloud に持ち込みます:

  • 社外音声プロバイダーへの SIP トランキング
  • レガシー サードパーティ PBX プロバイダーへの SIP トランキング
  • ネットワーク ゲートウェイ デバイスまたは SBC への SIP トランキング

PureCloud はこれら 3 つのチャンネルすべてをサポートしています。SIP トランキングの観点から、これらを同じ方法で設計します。各 Edge アプライアンス用に SIP トランクを確立することを推奨します。

PureCloud で SIP トランキングを使用する場合、インバウンドとアウトバウンド トラフィックを別々の SIP トランクに分離することを推奨します。トラフィックを分離することで、最良のテレフォニー レジリエンスと将来のスケーラビリティ オプションが得られます。

PureCloud は双方向性 SIP トランクもサポートできますが、当社では推奨しておりません。ソリューションのスケーラビリティ、機能、フェイルオーバーの制約につながることがあります。

ヒント:PSTN プロバイダーから利用可能な場合、異なるリージョンの異なるプロバイダー エンドポイントの SIP トランクを終端することを推奨します。PSTN プロバイダーがデバイスまたはリージョンのサービス停止を経験した場合にも、御社のサービスは継続します。

ヒント:複数 PSTN プロバイダーの使用をご検討の場合には、担当のセールス エンジニアにご相談ください。御社の要件および PSTN プロバイダーのサービス提供能力に基き、複数 PSTN プロバイダーを利用する最良の方法の決定をお手伝いします。

インバウンド SIP トランキング

インバウンド SIP トランキングは、社外の人々を社内の人々やサービスにつなぎます。インバウンド SIP トランキングを正しく設計することは、社外のカスタマーへのサービスを保証するために重要です。  インバウンド SIP を設計する際、以下を行うことを推奨します:

1. PSTN プロバイダーの協力を得て、各 Edge アプライアンスへの SIP トランクを構築する。

2. すべてのトランクを 1 つのトランク グループにまとめる。

3. インバウンド SIP トランク グループに PSTN プロバイダー提供の着信電話番号 (DID、NGN、または TFN) を割り当てる。

このプロセスにより、Edge または PSTN プロバイダー コンポーネントが故障した場合のシナリオで御社に冗長性と回復性が提供されます。

アウトバウンド SIP トランキング

アウトバウンド SIP トランキングは社外の人々につながるために重要です。そのアーキテクチャはインバウンド SIP とランキングより簡単です。アウトバウンド SIP トランキングは着信電話番号に依存しません。PSTN プロバイダーの協力を得て、各 Edge アプライアンスへの専用アウトバウンド SIP トランクを構築することを推奨します。

独立したトランクを構築することで、各 Edge アプライアンスがアウトバウンド コールを同時に処理できるようになります。これにより、他の Edge アプライアンスがお使いの PSTN プロバイダーを通して同時にアウトバウンド コールを発信できるようになります。またコンポーネントが故障した場合には、Edge アプライアンス間のコール バランシングを可能にすることでスケーラビリティを高め、影響を受けるアクティブ コールの数を低減できます。またコンポーネントが故障した場合には、Edge アプライアンス間のコール バランシングを可能にすることでスケーラビリティを高め、影響を受けるアクティブ コールの数を低減できます。

sc インバウンド アウトバウンド

双方向 SIP トランキング

双方向 SIP トランキングとは、同一 SIP トランクで PSTN プロバイダーへのインバウンドとアウトバウンド音声トラフィックを取り扱うことを指します。PureCloud はこれをサポートしますが、PSTN プロバイダー提供の機能と特徴によってはスケーラビリティが制約されることがあります。PSTN は多くの場合、双方向 SIP トランキング冗長性用にはアクティブ/パッシブ構成しか提供しません。

アクティブ/アクティブまたはアクティブ/パッシブ ロードバランシング

多くの PSTN 通信事業者は、SIP トランク グループのアクティブ/パッシブまたはアクティブ/アクティブ ロードバランシングの冗長オプションを提供しています。アクティブ/アクティブ タンク グループのデプロイを推奨します。アクティブ/アクティブ ロードバランシングにより、他の Edge アプライアンスが PSTN プロバイダーからコールを受け付けることができるようになります。またコンポーネントが故障した場合には、Edge アプライアンス間のコール バランシングを可能にすることでスケーラビリティを高め、影響を受けるアクティブ コールの数を低減できます。

ヒント:アクティブ/アクティブ設定をサポートしているかをプロバイダーにご確認ください。

PureCloud はまたアクティブ/パッシブ ロードバランシングもサポートしています。アクティブ/パッシブ構成では、PSTN プロバイダーはシングル SIP トランクを構築します。カスタマーと SIP プロバイダーは共に、SIP トランク用 SIP サーバーの順次リストを提供します。コールはリスト上の最初の SIP サーバーに接続を試みます。リストの最初の SIP サーバーが応答しない場合、コールは次のサーバーへの接続を試みます。SIP サーバー リストを PSTN プロバイダーに提供するとき、Edge アプライアンスのリストも提供してください。このリストにより、コンポーネントが故障した場合に別の Edge にフェールオーバーできるようになります。現在、この構成により、シングル Edge アプライアンスがすべての PSTN バウンド コールを管理しており、これによってスケーラビリティが制限されています。

sc 双方向アクティブとフェールオーバー

メモ:PSTN プロバイダーによっては、ソリューションをスケールアップしてより複雑なサービスを追加できる場合があります。これらの機会をご検討の場合は、担当のセールス エンジニアにご相談ください。

特別ヒント: PSTN 失敗ルーティング プラン

一部の通信事業者のPSTN プロバイダーは「失敗ルーティング プラン」を提供しています。このサービスは、PSTN プロバイダーの SIP トランキング サービスが中断された場合にカスタマーが自動または手動でインバウンド テレフォニー番号ルーティング プランをセットアップできるようにします。失敗があれば、このルーティング プランにより電話番号を他の場所に変更できます。

通信事業者がこのサービスを提供する場合、ミッションクリティカルな着信電話番号の基本ルーティング プランをセットアップすることをお勧めします。

sc PSTN 失敗ルーティング

緊急ダイヤル

御社の管轄当局、規制、業界、社内方針によっては、Communicate ソリューションの公共緊急サービスへの接続を有効にしなければならない場合があります。米国の公共緊急番号には 911 が含まれます。

緊急サービスをソリューションに統合する方法は多数あります。最も一般的なのは、ローカル アナログ ゲートウェイを各物理 Communicate サイトでビジネス POTS 回線に接続する方法です。この方法では、ローカル POTS 回線で「緊急」と指定されたサイトにコールをつなぐようにダイヤル プランを設定できます。

他の緊急ダイヤル ソリューションに関心がある場合は、御社の要件に基いて最良の方法をセールス エンジニアにご相談ください。

sc 緊急ダイヤル supp

ヒント:ビジネス POTS 回線は一度に 1 コールしかサポートしていません。複数の緊急コールを許可する必要がある場合には、複数の POTS 回線をアナログ ゲートウェイに接続することを推奨します。

ヒント:ローカル POTS 回線をご注文の際は、そのプロバイダーに緊急ダイヤル用リンクを使用する意図を通知することを推奨します。  また、電話番号が全国緊急データベースに登録されることもご確認ください。

電話

物理電話を PureCloud に接続する際、DHCP および DNS サービスを使用することを推奨します。DHCP および DNS サービス を使用すると、初期デプロイを効率化し、継続的な電話管理を削減して、ユーザーにより良い回復力を提供できます。PureCloud では静的 IP 情報とプロビジョニングにより各電話を手動でデプロイできますが、当社では手動デプロイメントは推奨していません。

DHCP と DNS を使った電話プロビジョニング

DHCP と DNS を使用して電話をデプロイするには、社内カスタマー ネットワークでこれらのサービスを有効にする必要があります。これらのサービスが利用可能になったら、DNS 順引きゾーンに PureCloud 電話プロビジョニング用の新しいホスト「A」リソースレコードをセットアップします。ホスト「A」レコードはすべて同じ名前を持ちますが、各 Edge アプライアンスの IP を持つ新しいレコードを作成します。すべての Edge を追加することで、1 つの Edge アプライアンスが利用不可の場合、電話は次の Edge アプライアンスに接続を試みます。

ホスト「A」レコードを作成した後、電話用の DHCP スコープを作成します。各電話ネットワーク セグメントは DHPC サーバーで定義されたそれぞれ異なる DHCP スコープを必要とします。DHCP スコープを作成した後、コードのスコープ用の新しい DHCP オプションを作成します:160.このオプションは電話がネットワークにオンラインになったときにそれぞれのプロビジョニング Edge を通知します。オプション 160 では、前方参照ゾーン内で作成した電話プロビジョニング DNS レコードの名前を追加します。

メモ:Edge アプリケーションおよび電話を単一ネットワーク セグメント上にデプロイするカスタマーに対しては、Edge アプライアンスは電話から受信した DHCP DISCOVER と INFORM メッセージに応答します。この応答により、電話はそのプロビジョニング情報を直接 Edge から受け取り、DHCP スコープ内で DHCP オプション 160 を設定する必要が排除されます。
ヒント:他のサービス用に DHCP オプション 160 を既にお使いの場合には、お使いの電話の製造元提供の別のカスタム DHCP オプション値を使用できます。